映画ノハナシ

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好奇心に殺される夢

怖い夢を見た。

 


日本の都心に、言葉が通じないけど、自分たちと顔もほぼ同じのアジア人が、少しずつすみ始めてきた。私も彼らの近所に住んでおり、その動きに、興味を持っていた。

いつのまにかそのアジア人は増え、私の住む街の中に、独自エリアを築くようになる。マンション一棟を買い取ったり、空き家だった戸建てもどんどん買い取られていく。次第にそのエリア内にはそのアジア人しか住まなくなり、最後には自分たちで周囲に高い壁を建設する。

私は好奇心から、そのエリアに潜入する。顔もほぼ一緒なので、バレなかった。ビデオカメラを持ち、中を撮影し外に公開した。いつしかそのアジア人しか集まらない、エリアの集会にも出るようになる。

そこの住人は指導者に従順で、操り人形のように従っていた。ある時、身元調査の紙が回ってきた。私はそこで求められるままに自分の携帯番号を書いて渡してしまう。

その後も自分の友だちと共に、恐る恐るその会に潜入し続けたが、ある時GPSを渡される。これでこのエリア外から侵入しているものが分かる、と。そのGPSは、自分の携帯と連動しており、登録された携帯番号を入力することでGPS機能が始まる。

なんであの時本当の携帯番号を書いて渡してしまったのだろう、とても後悔した。

GPSに架空の電話番号で登録しようとするとエラーになる。もう携帯を変えて、携帯ごと、このエリアに放置して逃げ出したい…。

「ビービー、ビービー」(GPSのエラー音)

「ビービー、ビービー」

「ビービー、ビービー」(ん?これ、外で鳴いてる鳥の声だ…)

→目がさめる

 

 

内容は夢だけど、自分の日常的にやっていることとリンクして、とても怖くなった。この夢から思うこととしては2つ。

   まず、私は好奇心のために簡単に個人情報を渡しすぎだったということ。最近、あらゆるサイトで登録することが多くなった。その一回一回が面倒くさくて、流れ作業のように無頓着に、個人情報を書いていた。情報を手に入れたいがために、自分の情報を相手に軽く渡しすぎていた。どんな媒体に渡しているのか、どこに登録しているのかきちんと調べないと、いつか痛い目に合う。

   次に、ふらふらとした好奇心は危ういということ。好奇心によって殺されるかもしれないということ。何も考えず、好奇心のままに動くのは危ない。自分の軸を持ち、情報を取捨選択すること。そんな慎重さも持ちたい。なんでも面白そうだから、は命取りになる。


お金や物以外に、自分の情報という対価を払って、いつも私は他の情報を手に入れてるんだなあと、しみじみ怖くなった朝だった。