「初めまして 」でも緊張しない場とは?
先日、とある会社にインターンに行った。
その会社は、社会人のインターンを企画する会社。インターンの内容は、「インターンの企画をつくり、それを紹介する記事をつくる」というもの。
会社のコンセプトが、今の仕事に迷う自分にとてもぴったりで、共感した。また単純にオフィスワークも体感してみたくて、この会社にインターンしようと思った。
その日はまるで、その会社の一員になれたような1日だった。オフィスで働き、ランチを共にし、経営会議にまで出させていただいた。
今の自分の働き方とは、違う働き方もあるのだと知れた大変充実した1日だった。
そして当たり前だが、とっても気疲れした。
仕事内容は楽しかったが、職場の人とのコミュニケーションがあまり上手くいかなかった。1日の体験だし馴染めないのは当たり前。自分のコミュニケーション能力だって、決して高いわけではない。初めての場所で、緊張でガチガチになってしまっていた。ただ私は、いつも初めての場所でガチガチになるわけではない。初めての場所ですぐに馴染めることもある。
この違いはどういうことなのだろう?と考えてみた。
初めての場所でもすぐ馴染める時は、
◎相手が自分に関心があり、無条件に受け入れてくれると思う場所
◎その場にいる人が自分に無関心であり、その場での振る舞い方が分かっている場所
なのではないかなと。
前者は、お話が上手な美容室や服屋さんなど。笑顔で迎え、自分に対して様々な質問をしコミュニケーションを図ろうとしてくれる。相手は私からお金を得られる(かもしれない)ため、無条件に親切にしてくれる。
後者はコンビニや大手チェーンのカフェなど。コンビニやカフェに入る時は、個人経営の小さなお店みたいに「こんにちは〜」など気を使いながら入らなくていいし、レジの時は最小限の会話でいい。(と思っているけど偏見?)
(ビジネスの場にいないので、例えがお店しか出ない…涙)
これを踏まえると今回の場は、以下のようだった。
①自分以外がそこでのルールに精通している。
(自分だけがどのように振る舞えば良いか分からない)
②相手が自分を受け入れてくれるかどうかは未確定。
(これからの自分の振る舞いによって、受け入れられるかどうか決まる)
もちろん緊張には良い効果もある。
緊張していたからこそ、普段の仕事以上の集中力を発揮できたように思う。
けれども、もう少し緊張をほぐして参加できたらもっと色々な話ができただろうし、もっと楽しかっただろうなあ。
もし次に初めての場に参加することがあったら
以下のことを気をつけたい。
・まず全員に簡単に自己紹介してもらう
これはランチに行くまで誰が社長で、誰がどんな人なのか分からず気まずかったからだ。オフィスは10人以下の狭い空間だったが9割方の人を知らないのは、気まずかった。どういう人がいると知るだけで安心感が増すと思う。
・その場でのルールを確認する
インターンをする事前のメールで、「インターンをどのようにするかはあなた次第」という文言があった。だからと言って、仕事中なのに社長にどんどん質問しにいけないし、これっきりの関係だからと言って場の空気を乱す行動を取るのは気が引ける。
・仕事中も気軽に質問して良いのか?
・静かにする時はどんな時?
・休憩は通常何時〜?
流動的でがっちり決まってないのかもしれないけれど、確認しておくだけでも気が楽なはず。
これをやるだけでも、緊張を感じた理由①は回避できたように思う。
前から感じていたが、今回で自分はこういう場面だと緊張してしまうとはっきり認識できた。よく手が震えたり、手のひらに汗かきがち。
インターンで得た意外な収穫だった。
次の記事では、このインターンを通して考えた会議の在り方について考えたいと思う。